小児がんにまつわる書籍は沢山出版されています。
治療に関する本・物語化した小説・ある家族を追ったドキュメンタリー。小児がん館患者を支える家族にとっては、どれも興味深い本だと思います。
ここでは有名な書籍をいくつか紹介します。映画・ドラマ化されたヒット作から、隠れた名作まで一覧にしてみます。
支援表明のゴールドリボン
細谷亮太先生の作品
日本でも有数の名医がそろう”聖路加国際病院”の福院長である細谷先生。小児がんを専門とし、数多くの子ども達を救ってこられました。
共同書作を含めると30冊以上を出版されており、話題になった物も多くあります。ほんの一部を紹介。
↑細谷先生の口癖 「大丈夫」 この言葉に多くの子ども達とその親が救われてきました。そんな細谷先生のお人柄がわかるような、心温まる20のエピソードが綴られています。
↑雑誌ゆうゆうに掲載されていた細谷先生の連載。それは日記形式でかかれており、小児病棟の日常がつづられています。いのちの大切さに気付かせてくれる一冊。
↑生きたくても生きられない子供たちのエピソードが沢山つまった一冊。細谷先生が子ども達と支える親たちに対する、愛のある言葉に感動します。
細谷先生は沢山の本を出版されており、どれも読みごたえのある本ばかりです。ぜひいくつか読んでみてください。一気にファンになると思います。
細谷亮太先生の本
小児がんの子どもを支えた親の書籍
↑小児がん患者を支える親の著作で一番有名と言っても過言ではありません。
著者の鈴木中人さんは、小児がんの娘さんを亡くされた後、命に関する講演会などを積極的に行い、多くの人々に日々の幸せは何かを伝えられています。
この「6歳のお嫁さん」は絵本にもなりました”絵本:6さいのおよめさん”。
↑10万人に1人と言われているユーイング肉腫を5歳で発病。数度の手術を経て、9歳の時に亡くなった直也君。壮絶な闘病生活と共に、親子で語った数々の言葉がこの本に詰まっています。
また著者であるお母さんが文藝春秋に寄せた手記は、第63回文藝春秋読者賞を受賞しています。
↑4歳で急性骨髄性白血病を発病し、たった11カ月でこの世を去った航平くんのドキュメンタリー。
航平君、支えた親、そして医療スタッフの壮絶な戦いが綴られています。
ここではほんの一部だけ紹介しております。ほかにも沢山の小児がんと闘う様子が本になっています。勇気づけられることが沢山あります。
小児がんにまつわる小説
↑日本でもドラマ化された韓国の小説”グッドライフ”(日本のドラマとは違った内容です)
白血病を患い、入退院を繰り返す9歳の少年。献身的に支える父親とのドラマチックな展開が話題となる韓国のベストセラー小説。
↑社会現象となった「世界の中心で、愛をさけぶ」の文庫版。
小児がんと闘う女子高生との恋愛模様が描かれています。しかしAmazonレビューはとても悪く、無理やり小説化した内容と酷評されています。
↑高地のよさこい祭りを舞台に、小児がんと闘う少女の”よさこい祭りで踊る”という夢をかなえようとする新平。
しかし最後は・・・ 感動必至の小説です。